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ワークフローシステム比較8選!クラウド型vsオンプレ型の違いと選び方

column

2025年10月14日

ワークフローシステムを選ぶ際、最初に直面するのが導入形態の選択になります。コスト面はもちろん、後々“運用の負担の大きさ”を左右するのが「クラウド型とオンプレ型のどちらを選ぶか」という選択肢です。
そこで今回はクラウド型・オンプレ型の違いと選び方について、わかりやすくまとめました。

ワークフローシステムの選び方

導入形態はクラウド型・オンプレ型の2種類

ワークフローシステムの導入形態は、クラウド型とオンプレ型に大別されます。クラウド型はネット環境さえあればどこでも利用可能で、運用管理は契約先のベンダーにお任せできます。

一方、オンプレ型はカスタマイズ性に優れているものの、自社内にサーバーを構築するところから着手しなければなりません。設置後も、運用のために専用の人材を投じなければなりません。

中小企業にメリットが多いクラウド型システム

中小企業によく選ばれているのが、低コストで手軽にすぐに使えるクラウド型です。最近はワークフロー機能を搭載したグループウェアも絶大な人気を集めています。

オンプレ型はシステムの構築に長ければ1年以上かかる上、初期費用として数百万円のコストを投じる必要があります。

IT人材を確保できる企業でないと運用・管理ができないので、予算と人手不足の問題を抱える中小企業にはハードルが高い導入形態になります。

ワークフローシステムを比較!クラウド型VSオンプレ型

初期費用・ランニングコスト

クラウド型は全体のコストが安く、初期費用0円、月額利用料も1人あたり1,000円以下の金額で済む製品が大半です。

一方オンプレ型は初期段階で数百万円以上かかるのが一般的で、パッケージ製品のライセンス料も200~700万円以上かかるのが相場です。

開発・構築を外注する場合も高額で、比較的安い下請け企業や外国籍のプログラマーでも、1ヶ月あたりの30~60万円かかります。

連携性・カスタマイズ性

連携性とカスタマイズ性が優れたオンプレ型は、自由度が高い設計が可能です。ただ、近年のクラウド型は連携性・カスタマイズ性も重視して設計しています。

「標準的なレベルに達していれば構わない」ということであればクラウド型でも問題なく使えます。オプション機能を追加して連携性、カスタマイズ性を強化するやり方もおすすめです。

セキュリティリスク

ネット経由でアクセスするクラウド型はサイバー攻撃によるセキュリティリスクが課題になるため、多角的な安全対策を実施しているサービスを選ぶことが重要です。

オンプレ型は全てのデータを自社のサーバー内で管理できるため、機密情報の漏洩リスクを最小限に抑えられます。情報管理を厳格に行なうため、高額を投じてオンプレミス型を選ぶ企業も少なくありません。

運用管理の負担

クラウド型は運用管理の負担が少なく、IT人材が乏しい企業でも常に最新の状態で快適に使えます。

オンプレ型はシステム構築後も、メンテナンス、トラブル対応、バージョンアップ・・・と運用・保守の作業をすべて自社で行なう必要があります。中~長期的な人的コストも大きな負担になります。

申請・承認・フォーマット作成業務を効率化!ワークフローシステム8選

オンプレ型ワークフローシステム

百名から数千名規模まで、幅広いユーザーに対応できるワークフロー専用サービスです。

WebとExcelがあれば、専用ソフトやプログラミング不要で簡単に申請・承認・フォーマット作成業務を効率化できます。直感的に操作できるため、IT人材不足に悩む現場でも重宝されています。

利用料金:利用ユーザー数・機能数によって変動するため、個別に要見積もり

AgileWorks(アジャイルワークス):株式会社エイトレッド

拡張性の高さで定評のあるワークフローシステムで、複雑な組織改編・業務変更もノーコードでフレキシブルに設定可能です。

ログイン中のユーザーだけをカウントする独自の「同時ログインユーザーライセンス」システムを導入しているため、「社員数は多いものの、使用頻度がそこまで高くない」企業に向いています。

利用料金:【パッケージ版スタンダードプラン】初期費用2,400,000円(税抜)+同時ユーザーライセンス数によって別途料金が発生
※サポートサービス360,000円(税抜)/年間

楽々WorkflowII:住友電工情報システム株式会社

ブラウザ1つで申請フォーム・承認フローをすばやく設定できるワークフローシステムで、スマホ・タブレットにも対応しています。

部門をまたぐ複雑なワークフローも簡単に設定できるため、支店の多いグループ企業のユーザー・組織管理にも最適です。

利用料金:【Linux版/Windows版】1ライセンス250万円(税抜)~

クラウド型ワークフローシステム

SmartDB:株式会社ドリーム・アーツ

「ワークフロー機能+Webデータベース機能」を備えたデジタル化ツールで、ノーコードでWebサイトやアプリを開発できます。

操作方法の難易度は高く「専用の研修を受けないとやや使いづらい」という口コミもありました。ITリテラシーの高い大企業向けのサービスです。

利用料金:非公開

kickflow:株式会社kickflow

国産クラウド型ワークフローシステムとして注目されているのが「kickflow」です。直感的な操作性とシンプルなUIを備えており、初めて導入する企業でも短期間で定着しやすいのが特徴です。

SlackやGoogle Workspaceとも連携でき、申請状況を可視化するダッシュボードで承認滞留を防ぎます。

利用料金:非公開(利用規模・機能構成に応じて要問い合わせ)

サイボウズOffice:サイボウズ株式会社

ワークフロー機能を搭載した中小企業向けのグループウェアです。スケジュール機能など13種類の機能を使えます。

ただし、APIの提供はないため、外部システムとデータの取得・送信ができません。連携性を重視する企業には不向きです。

利用料金:スタンダードコース1人600円(税抜)/月、プレミアムコース1人1,000円(税抜)/月

グルージェントフロー:サイオステクノロジー株式会社

使いやすさを重視したワークフロー機能に特化したシステムで、Microsoft365ともスムーズに連携可能です。

生成AIが申請者の代わりに適切な申請書をスピード検索する“生成AIスマートモデル検索機能”が搭載されているため、申請業務の手間と時間を削減できます。

利用料金:Basicプラン400円(税抜)/月、ビジネスプラン500円(税抜)/月、プレミアムプラン1,200円(税抜)/月

デスクネッツネオ:株式会社ネオジャパン

累計530万人以上の販売実績を誇る国産グループウェアで、高度なセキュリティ環境・サポート体制が整備されています。

ワークフロー機能も含め、27種類のアプリが搭載されているため、ツール一元化によって業務効率化、アクションの迅速化を促進できます。

利用料金:ライト600円(税抜)/月、スタンダード800円(税抜)/月、プレミアム1,000円(税抜)/月

ワークフロー機能搭載グループウェア【J-MOTTO】

ワークフロー機能搭載タイプのグループウェアの中でも抜群の人気を誇るのが、リスモン・ビジネス・ポータル株式会社のJ-MOTTOです。

デスクネッツネオ(クラウド版)をコンパクトにしたサービスのため、高度な機能を最安値クラスで利用できます。

1人220円(税込)の格安グループウェア

初期費用0円、1人220円(税込)/月で使えます。

ワークフロー機能はもちろん、スケジュール機能や設備予約機能など26種類ものアプリが標準装備されているため、ツールの一元化にも最適です。

オプション機能を追加して、ワークフロー機能をより高度・大容量にすることもできます。申請書の転送や共有が可能で、きめ細かな運用に対応できるのも特徴の一つです。

申請書も“直感的に”作成できる操作性

ITツールに不慣れな従業員、年齢が高い上層部でも簡単に操作できるよう、使いやすさにこだわって開発されています。申請書も直感的に作成できるため、「導入後もスムーズに現場に浸透した」と評判です。

また、操作方法に関しては「マニュアルを配布して終了」というサービスも多い中、J-MOTTOのサポートセンターは全ユーザーが利用できます。

わからないことがあれば電話・Web・チャットで専門スタッフに対応してもらえるので、IT人材不足に悩む企業の間でも高く評価されています。

24時間365日!安全な運用環境を整備

サーバーの運用は年間を通して24時間、リスモン・ビジネス・ポータル株式会社にお任せできるので、人的リソースを割かずに済みます。

Pマークの他、国際規格のISO27001・ISO9001など数々の認証を取得しているため、運用環境の安全性についても客観的に認められています。

国産ツールでサポート体制も充実している「J-MOTTOワークフロー」の詳細はこちら

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